神秘の森で縁結びなのだ
2023年1月25日
北海道に住んでいると、やれ新年だ、初詣だといっても、積雪や猛吹雪などの悪天候で大変ななか、神社で参拝することも少なくない。特に札幌の北海道神宮は、正月の三が日はもちろん、観光客も含めて境内は混雑する。この正月三が日の参拝客数が北海道で一番多いのは、もちろん北海道神宮であることは、北海道民の誰もが知っているが、二番目に三が日に参拝客数が多い神社はといわれると、分かる人は多くはない。答えは白石神社だ。
所在地は札幌市白石区本通14丁目北1-12で、札幌都心から車で20分程度で行ける距離だ(地下鉄東西線南郷13丁目駅より徒歩約10分)。御祭神は第一代天皇の神武天皇(神倭磐余昆古尊・かんやまといわれひのみこと)で1872(明治5)年に創建。そんなに広い境内に神社ではないが、北海道の神社としては珍しく神寄谷が存在する。この神寄谷への階段を下りていくと、神秘的なパワーを感じさせるコンパクトな森が現れる。
この森こそ白石神社最大の特徴で、白石弁天神社、白石竜宮神社、白石伏見稲荷社といった末社・摂社が独特の雰囲気をかもし出している。ちょっと見ている間にも、若い女性が参拝している姿が見られるのは、縁結びに御利益があるかららしく、どうやらそのパワーをもらいに来ているようなのだ。
YouTubeやTV、雑誌などで御朱印ブームやパワースポットとして紹介されたりすることもあり、神社そのものが注目されることが増えている。参拝のマナーやより御利益のある参拝のコツなど、いろいろな観点から神社を論じる人も少なくない。何れにしても神社に対して、それなりの敬意と感謝の気持ちを持って参拝してほしいと思う今日この頃なのだ。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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