吉永小百合主演映画のセットがある道の駅なのだ
2023年6月26日
新千歳空港から40分ほどのフライト、仕事で久しぶりに女満別空港に降りた。オホーツクシーサイドエリアと呼ばれるこのエリアは青空がとても心地よく、雲の少なさにいつも感心する。大空町女満別市街から網走市にレンタカーを走らせると、国道39号沿いに見える美しい田園風景が鮮やかな緑を見せながら、メルヘンの丘と呼ばれる景色が目を楽しませてくれる。
初夏は白や紫のじゃがいもの花が美しく、季節により丘の色が変化を見せる。
網走といえば流氷や博物館 網走監獄を思い浮かべる人が少なくない。明治23年から建設が始まった網走刑務所は道東開拓を進める目的で受刑者を収容。過酷な道路の開削工事で多くの受刑者が命を落としたという。重要文化財に指定されたその旧網走刑務所を博物館にしたものが博物館 網走監獄なのだ。しかし、今日は博物館を見ている時間もなく、寄りやすかった道の駅 流氷街道網走(網走市南3条東4丁目)に来たのだった。
最初に目に入ったのは映画「北の桜守」のセットだった。
2018年に公開され、日本アカデミー賞最多12部門受賞の同映画で、吉永小百合演ずる、江蓮てつが営んでいた定食屋「江蓮食堂」のセットで、等身大・吉永小百合パネルが迎えてくれる。南樺太から網走へ戦争のため避難した親子(息子の役は堺雅人)のその後の人生を描いている。「北の零年」「北のカナリアたち」に続き北の三部作と呼ばれていることもあり、当時仕事で試写を観る機会があり、ちょっぴり懐かしさを感じた。
網走はオホーツクの海の幸が自慢の一つで、この道の駅でも、たらば蟹や毛蟹、ほっけ、帆立などが売られていた。
2階には休憩・飲食コーナーもあり、「オホーツク網走ザンギ丼」「かに飯」「オホーツク千貝柱ラーメン」などといったメニューがある。また、網走名物の一つ、プレミアムビール「流氷DRAFT」はさわやかなブルーの発泡酒で、仕込み水に流氷を使った珍しい地ビール。この道の駅でも購入できる。
- 浅井 精一
いつのまにかすっかりオヤジになってしまったことに気がついた昭和34年生まれの男。函館出身で母校の函館西高の大先輩が北島三郎、一年後輩が辻人成(といっても面識は無い)。札幌の大学を卒業後、タウン誌編集や10年以上ホテルマンを経験するなどして、現在は編集プロダクション(株)カルチャーランド(札幌・社員24人)代表。手塚治虫マニアであること、昭和40年代のプロレスファンであることで、ごく一部に有名。
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