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旧東海道を歩く~静岡、海辺の歴史街道ウォーク(静岡県静岡市)

2019年8月22日

旧東海道を歩いた。
現代は国道1号がほぼそれに代わるが、旧東海道には各所で江戸時代の面影が残されている。

静岡県内には旧東海道の53の宿場町のうち、22もの宿場町があった。
静岡市内には6つと現在の市町村区域では最も多くの宿場町が存在した。
そんな静岡市内の海沿いの旧東海道、興津駅から由比宿、蒲原宿へと2つの宿場町を歩いた。

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JR興津駅で降り、東へ向かう。
興津宿エリアは西側にあるため、宿場町の様子は見られなかったが次には西に向かって歩きたい。

まず迎えられたのは薩埵峠(さったとうげ)。
興津駅から20分ほど歩くと、峠の入り口にたどり着く。

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峠と言っても、それほど険しい峠道ではない。
峠の入り口には杖も用意されており、ちょっとしたトレッキング感覚で上り下りすることができる。

途中、道が開け、駿河湾の絶景が見えてくる。
歌川広重が描いた「東海道五十三次」では、この薩埵峠から見る富士山の風景が由比宿として描かれている。
その広重が描いた浮世絵の世界を思い浮かべながら、高速道路、鉄道が走る現代の大動脈を見下ろす。

富士山は雲に隠れていたが、十分に"絶景"と言える価値がある。
遠くに伊豆半島を臨む駿河湾の風景も美しい。
峠の休憩所でほっと一休み、旧東海道を歩いた当時の旅人の気分に浸る。

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峠を下ると由比宿の名残りを感じる町並みが現れる。
その先が見えないように変化をつけたとも思われる旧街道独特の少し曲がりがある道筋は残されている。
この界隈には、古民家を活用した「由比宿東海道あかりの博物館」や庭園が美しい「東海道名主の館小池邸」などがあり、
歴史街道らしさを体感できる。

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由比宿をさらに進むとJR由比駅にたどり着く。
由比は桜えびの町。
静岡県は桜えびの漁獲量が日本一で、由比はその主たる産地であり、日本一の桜えびの町と言ってもよいだろう。

駅前には由比桜えび通りのアーチ、港にも桜えびのオブジェ、商店街の桜えびのお店の看板も趣向が凝らされており、
まさに桜えびアートの町として見ても面白い。
そしてご当地名物の桜えびのかきあげを昼食にいただく。

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由比から蒲原に向かう途中、雰囲気ある神社やお寺も各所にあり、まち歩きを飽きさせない。
この地域の歴史と生活文化を感じる家の作りも興味深い。

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そして、この地域ならではの文化施設である「東海道広重美術館」。
浮世絵の歴史や広重などの作品が展示されており、浮世絵文化を知るにはとてもよい。
隣には、茶室もある離れ座敷「御幸亭」や向かいには現役の染物屋「正雪紺屋」も残されている。

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由比宿を抜け、蒲原宿へ。
JR蒲原駅を越え、新蒲原駅に近づく辺りに、蒲原宿の名残りが残されている。
この辺りは、静岡県内で唯一、「歴史国道」として国土交通省に認定されただけあり、
江戸時代から大正時代などの歴史的建造物が各所に残されている。

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興津駅から薩埵峠を越え、由比宿、蒲原宿を歩き、新蒲原駅までを完歩。
寄り道を含め約14キロ歩いた。
真夏とはいえ、海風も気持ちよく、ここちよい街道ウォーク。
東海道五十三次全てを歩きたくなった。

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取材担当プロフィール

田中 三文 (たなか みつふみ)

愛知県豊橋市生まれ。
出版社勤務を経て、現在は三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 上席主任研究員。
愛知淑徳大学交流文化学部 非常勤講師(観光政策)。
地域を盛り上げる観光事業や集客計画など、手がけてきたプロジェクトは数知れず。
2012年より2014年まで昇龍道プロジェクト推進協議会・台湾香港部会長を務め、
同エリアのインバウンド促進計画や外国人受入環境整備などにも力を注いでいる。
旅と写真とロックを愛する仕事人で、公私ともに、さすらいの旅人として各地を巡っている。

「昇龍道(しょうりゅうどう)」とは?

日本の真ん中に位置する中部北陸地域の形は、能登半島が龍の頭の形に、三重県が龍の尾に似ており、龍の体が隈無く中部北陸9県を昇っていく様子を思い起こされることから同地域の観光エリアを「昇龍道」と呼んでいます。
この地域には日本の魅力が凝縮されており、中部北陸9県が官民一体となって海外からの観光客誘致を促進する「昇龍道プロジェクト」も好調です。このブログでは、「昇龍道」の四季折々の姿を写真と文章で紹介していきます。

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