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コラム カメラマンが行く!プロゴルフトーナメント

AbemaTVツアー 太平洋クラブチャレンジトーナメント 2021

AbemaTVツアー 太平洋クラブチャレンジトーナメント 2021

伊藤慎吾「今日は落ち着いてプレーできました」1番バーディー後の2番。ティーショット後の落着いた表情。

伊藤慎吾「今日は落ち着いてプレーできました」1番バーディー後の2番。ティーショット後の落着いた表情。

 AbemaTVツアー「太平洋クラブチャレンジトーナメント」へ行ってきた。久々のチャレンジツアー撮影は出場選手もガラリと変わっていた。例年であれば半数の選手は何とか判別できるが、今回は顔が判る選手が3割程度。もちろん新人選手もいるし、レギュラーツアーから降りてきた選手もいる。「昇格」して主戦場が上の舞台へと変わった選手もいる。この1年半の変化が“劇的”なような気がする…。優勝した伊藤慎吾選手は失礼ながらまったく知らなかった。伊藤選手とプレーオフを戦った岩崎亜久竜(あぐり)選手も知らない。ともに本格参戦は今季からのようだ…。何でも、伊藤慎吾は学生時代、ナショナルチームに参加。注目されていたとか。私の「勉強不足」かも?

岩崎はプレーオフ2ホール目で1.5mのパーパットを外して涙。これも“決め”なければいけないところ。正規の1回目と同じようなラインだったと思うが…。私も3ホール目を覚悟していたが…。

岩崎はプレーオフ2ホール目で1.5mのパーパットを外して涙。これも“決め”なければいけないところ。正規の1回目と同じようなラインだったと思うが…。私も3ホール目を覚悟していたが…。

 今回、上記2名ともまったく知らなかったが、チャレンジ撮影で一番大変なことは「選手の顔が分らない」ことだ。スコアボードやスマホで上位選手を逐次確認しながら撮影するが、知らない名前があったりすると焦る(汗)。レギュラーと違いキャリングボードも無い。レギュラーツアーであればほぼ分るし、分らなくても同伴選手やその前後の組の選手が分かれば消去法で判別できる。しかし…、チャレンジの場合“一人も知らない(顔が分る選手がいない)”組もあるので困る。ましてや“一人も知らない組”が続いている場合、選手はおろかどこの組だか?訳が分らない事態に陥るのだ。知らない選手が首位の場合はまったくもって“お手上げ”。この様な事態を避けるための秘策がある。まずスタートはペアリング順なので1組目から全選手のウェアの色メーカーをチェック。「アカシロ、アオクロ、シマSRI、ミズノ」などとペアリング表に書き込んでおくのだ。そうしておけば遠目からでも色で判断できる。ま、これもスコア順に組まれる最終日は有効だが、予選ではIN、OUTとのどちらかしか把握できない。最悪キャディーさんに聞くこともある「赤い人誰?とか…(笑)」。今回、伊藤選手と岩崎選手はウェアの色で確認した。

ツアー6勝のベテラン、平塚哲二は伸ばせず通算7アンダー3位タイフィニッシュ。若手二人に置いて行かれてしまった。チャレンジとはいえ若手の中で勝つのは難しい。

ツアー6勝のベテラン、平塚哲二は伸ばせず通算7アンダー3位タイフィニッシュ。若手二人に置いて行かれてしまった。チャレンジとはいえ若手の中で勝つのは難しい。

 最終日最終組は首位8アンダーに岩崎亜久竜、1打差7アンダー2位に伊藤慎吾、2打差3位でベテラン平塚哲二。これを一組前の比嘉拓也6アンダー、嘉数光倫5アンダーが追う展開でスタートしたが、岩崎、伊藤が好発進。他の選手が追いつけず、この二人の一騎打ちとなった。岩崎は1番2番と連続バーディー。3番ボギーもその後前半で3バーディー。12アンダーまで伸ばし、伊藤に3打差をつけるが、INに入ってボギーが先行。雲行きが怪しくなる…。このコースはOUTよりINのほうが難しいのだ。一方、伊藤はここまで2バーディーノーボギー。迫る伊藤にプレッシャーを感じたか?14番でボギー。13、14と連続バーディーの伊藤に並ばれた。続く15番は両者ともボギー。この15番パー4はこのコースで一番難しいホールなのだ。

 その後17番で伊藤がバーディーで逆転首位に。1打差で迎えた最終18番パー4は、伊藤がフェアウェイ真ん中からの2打目をミス。グリーン奥のラフへ…。アプローチの3打目もカラーで止まってしまい、長いパーパットを残しボギー。パーの岩崎と並び、10アンダーでプレーオフに…。1ホール目は両者ともにパーで決着が着かず2ホール目へ。岩崎が1.5mのパーパットを外しボギー。伊藤の初優勝が決まった。調べてみると、伊藤慎吾は現在29歳。学生時代はナショナルチームに所属するなど華々しい活躍をしてプロ宣言。石川遼や松山英樹と同級だ。同じく世界を目指してプロ転向したものの、ドライバーイップスなどに苦しみ、結果を出せずゴルフ辞めることも考えたという。しかし多くの人に支えられていることを考えると諦められなかった。「仲間や宝塚ゴルフクラブたくさんの方にお礼の連絡をしたい」。これでも少し夢を追うことができる。ちなみに伊藤選手の出身は三重県四日市市。私の住む名古屋のすぐ近くだ。隣県だが、地元のようなもの。応援しよう。

星渓園は江戸時代後期、竹井澹如の別邸として建てられた。玉の池を中心に樹木を植え名石を配置して回廊を作り庭園とした。

星渓園は江戸時代後期、竹井澹如の別邸として建てられた。玉の池を中心に樹木を植え名石を配置して回廊を作り庭園とした。

 チャレンジの日程は月曜プロアマ戦、火曜練習日、水~金本戦なので私の仕事は火曜日はお休みとなる。例年火曜日は観光に出かけるがコロナによる緊急事態宣言の中(ここ埼玉は蔓延防止措置)、あまり羽を伸ばすわけにもいかず近場であり歩いていける「星渓園」に行ってきた。熊谷市の名勝である星渓園は熊谷の産業に大きな功績を残した竹井澹如により慶応年間から明治にかけて作られた「池泉回遊式庭園」だ。庭園の中央に位置する「玉の池」からは清らかな水が湧き出ており、市中心部を流れる「星川」の源流になっている。星川沿いは何度も散策しているがこれは知らなかった“熊谷新発見”でした。園内には3棟の建物があり、中でも星渓寮は中心的な建物で、日本建築の様式美が楽しめる。玉の池を囲むように遊歩道があり、多種多様な植物が植えられ緑があふれている。休憩できる椅子などもあり、読書には最適かも。平日のためか訪れる人はなく、ひっそりとしていた。ちなみに拝観料は無料。初夏の涼を求めて星川沿いを散策しながら訪れるのも良い。近くにあれば毎日でも行きたくなる場所だ。

執筆:2021年6月20日

2021年07月05日

コラムフォト

取材担当プロフィール

山之内 博章 やまのうち はくしょう (はっちゃんと呼ばれています。)
1967年2月24日名古屋市生まれO型の魚座です
ゴルフフォトグラファーをやってますが、他に人物や商品も撮ります。
特技?なんだろ?カラオケは大好き。
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