生源寺龍憲、「ショウゲンジ」か「セイゲンジ」か?「ショウゲンジタツノリ」が正式な読み方。名字からして実家はお寺?と思われるかも知れないが、実家はお寺ではないらしい。名字には由来があり滋賀県にある天台宗の「生源寺」からきているとか。因みにこの名字は全国に150名ほどの珍しいお名前だとか。何ともありがたい記憶に残るお名前で一度聞いたら忘れません。
南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント2023最終日、首位と2打差でスタートした生源寺龍憲が8バーディーノーボギー68の完璧なゴルフで通算15アンダー逆転優勝。今期ABEMAツアー2勝目、6月のジャパンクリエイトチャレンジに続く連続優勝。目標であるABEMA年間3勝に王手をかけた。
最終日スタートは9アンダー単独首位の櫛山勝弘以下7アンダー7名、6アンダー8名という大混戦。序盤は櫛山がタイながら首位をキープ。中盤に入り目まぐるしく首位が入れ替わる中、生源寺龍憲が13番バーディーで通算12アンダー単独首位に。その後、4名に並ばれるも16、17番、連続バーディー2打差で最終18番グリーンに上がってきた。18番もバーディーで締め通算15アンダー3打差の圧勝だった。優勝スピーチでは本人曰く「勝って当然、なぜ勝てない?という思いで試合に出ている」と言いきった。「スコアを見て調子いいねと言ってもらえますが、自分では調子いいとは思っていないし、まだまだやらなければいけないこともいっぱいある」「レベル的にはABEMAツアーに参加している選手の中ではネクストレベルにいけている感じはあります」。その自信の裏付けは平素の努力と練習量にある。「気が狂うほど練習しています」自分が納得するまで練習する。同じトレーナーに指導を受けている他の選手は「自分がダメみたいな感覚になる」と言う。ゴルフに限らず「これくらいでいいや」と、ただ何となく練習をしているプロ選手も多い中で、明確なビジョンを持ち、目の前の課題をこなし、ただひたすら真面目に猛練習に取り組む。それも一つの才能だ。2020年にプロ転向、身長163センチと小柄だがステディーなゴルフが持味の25歳。優勝争いの中でのラスト3ホール3連続バーディーはメンタルの強さも伺える。ゴルフの名門岡山の作陽高校出身で女子の渋野日向子と同級生。本大会21年優勝の久常涼は後輩だ。ABEMAツアーで年間3勝するとレギュラーのシードが取れる。「生源寺龍憲」この名がレギュラーツアーのリーダーボードに並ぶ日も近い。
今回も火曜日が中休み、遠いため昨年は男鹿の入り口で断念した男鹿「なまはげ伝承館」に行ってきた。今年の秋田は悪天候が続き火曜日も「雷雨所により激しい雨」予報だったが、当日早起きして見ると雨は降っておらず何とか行けそうな感じ…。交通手段を調べてみると、まず秋田駅まで行きJR男鹿線「なまはげライン」に乗り終着の男鹿駅下車、あいのりタクシー「なまはげシャトル」とあるが、なんと「前日予約制」ww。何でも「なまはげ伝承館」は男鹿半島のはぼ真中山奥にあり路線バスなどは通っていないらしい…他のルートを探ってみると男鹿の一つ手前の羽立駅から乗り合いバスが伝承館の近くまで出ているらしい。といっても最寄りのバス停「北浦」から4.2キロ徒歩50分…。ま、曇りだし暑くないしと歩くことを覚悟して出かけた。日頃撮影でコースを15キロ近く歩いているので大したことはないのだ。
羽立駅から乗車したバスの運転手に降車するバス停を聞くと「歩けんことないけど相当な距離あるよ」と…北浦バス停で下車した時、同乗していて話を聞いていた地元のおじいさんが「ここで頼むと乗せていってくれるかもと」バス停前にあるお店「うきた商店」に頼んでくれたw。なんとそのお店は今乗ってきたバス「浮田産業交通」の営業所にもなっているらしく、なまはげ経由路線もあるが予約がないと運行していないとのことだったが、運転手に連絡して特別に運行していただいた。感謝w。しかもこの乗り合いバス、運賃均一で何処まで乗っても200円。乗り換えも料金は発生せず乗換券で乗車できるのだ。なまはげ館前で下車し、運転手さんにお礼を言って、なまはげ館へ。なまはげ実演まで少し時間があるので少し奥にある真山神社を参拝。その後、男鹿真山伝承館で「なまはげ実演」を見学し、なまはげ館内を一通り見学したあと帰路に着いた。
先程の乗り合いバスに乗り北浦停へ向かう途中、運転手さんが「今、雲昌寺の紫陽花が綺麗だから見ていくといいよと」教えてくれ、途中で降ろしてくれた。いやー親切だ。でも雲昌寺?聞いたことないが…ま、行ってみよう、としばらく歩いて雲昌寺に到着。そこには今まで見たこともない紫陽花の群落が…。HPには「極楽青土」Blue Heavenとある。「死ぬまでに行きたい世界の絶景公式WEBサイト2017国内ベスト絶景1位」に選出されたらしい…。雲昌寺の歴史は1624年開創と古いが、紫陽花の群落はもともとこの寺に伝わるものではなく、副住職が寺の片隅にひっそり咲く紫陽花の美しさに心引かれたのが始まり。挿し木、株分けで15年かけて増やし現在の光景になったのだとか。バスの時間もありゆっくりできなかったのが残念だったが、サクッと見学して北浦バス停からバスに乗り羽立駅から帰路についた。
7月14日(金)に無事トーナメントが終わり、飛行機の都合で私は翌日15日の朝に秋田を出発しました。その直後に秋田県は記録的な大雨に見舞われ各地で河川が氾濫。多くの住宅、施設が浸水被害に遭いました。被災された秋田の方々には心よりお見舞い申し上げます。
執筆:2023年8月2日
2023年08月10日