【本文】

  1. トップ
  2. コラム
  3. カメラマンが行く!プロゴルフトーナメント
  4. AbemaTVツアー 南秋田CCみちのくチャレンジトーナメント 2022

コラム カメラマンが行く!プロゴルフトーナメント

AbemaTVツアー 南秋田CCみちのくチャレンジトーナメント 2022

AbemaTVツアー 南秋田CCみちのくチャレンジトーナメント 2022

優勝した小木曽喬「何もわからないまま勝った6年前の初優勝とは違い、いろんな意味で嬉しい」。

優勝した小木曽喬「何もわからないまま勝った6年前の初優勝とは違い、いろんな意味で嬉しい」。

 今年もABEMAツアー「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント」へ行ってきた。我が地元愛知県出身の小木曽喬がプレーオフを制し6年ぶりに優勝、ABEMAツアー2勝目を挙げた。

 大会最終日、注目の若手、河本力に木下康平、田村光正が共に11アンダー首位タイで最終組を構成。1つ前は小木曽喬が2打差9アンダー、ベテラン手嶋多一、小林正則が3打差8アンダーでスタート。私的には河本力と若手、ベテラン勢との白熱対決を期待していたが、河本が徐々に優勝戦線から離脱。手嶋、小林もスコアを伸ばせず苦戦した。首位発進の田村正光は出だしバーディ発進。その後もバーディを重ね一時14アンダーまで伸ばすも9番で痛恨のダブルボギー。それが尾を引いたのか後半3ボギーで脱落。その田村のダボで首位に立ったのが小木曽だった。前半4バーディ13アンダーで単独首位に。そのまま行くか?と思われたが後半はボギーが先行し、乱れはじめる。その裏では4組前の高柳直人が着実にバーディーを重ね首位に忍び寄っていた。高柳は16番バーディを決め、小木曽と並び首位タイに…。その後はバーディーを取れず12アンダー首位タイでフィニッシュ。後続を待つことに…。一方、小木曽は17番でボギーを叩いてしまい、2位に転落してしまうも望みを繋げる最終18番「記憶に残るような痺れるパットだった」というバーディーパットを決め、高柳とのプレーオフに持ち込んだ。

小木曽はプレーオフに勝利。優勝を決め2度目のガッツポーズ。

小木曽はプレーオフに勝利。優勝を決め2度目のガッツポーズ。

 プレーオフ1ホール目、小木曽は1打目を330ヤード超えのビッグショットで2オンに成功。一方、高柳は1打目を左ラフに入れ2オンは無理な状況でレイアップを選択。サードショットもカラーのラフ脇に止まり、そこから果敢に狙いにいくも外れる…。このホールは小木曽がバーディとして決着が付きABEMAツアー2勝目を挙げた。小木曽喬は福井工業大学ゴルフ部出身だ。前週の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・イン・福井」では、同大学2年の高宮千聖さんがアマチュア優勝を飾ったばかり。小木曽の優勝で2週連続「福井工業大学」が続いた。初日首位タイの織田信亮も福井工業大学出身で、二人とも後輩の高宮さんの優勝にかなり刺激を受けた様だ。

きりん亭の「しょっつる焼きそば」。

きりん亭の「しょっつる焼きそば」。

 秋田を訪れるのも今年で8年目。秋田市内の観光スポットや名物もほぼ制覇。足を延ばせば男鹿、大館、北仙、横手と観光地は多いが仕事の合間に行くには遠いところばかり。「はて?今年は何処へ…」と考えたが思い切って「男鹿」方面へ出かけることにした。男鹿といえば「なまはげ」が有名だが、本来行きたい「なまはげ館」は秋田駅から遠く、電車、バスを乗り継ぎ2時間半近くかかるので断念。男鹿の名物グルメでまだ食べたことがない「しょっつる焼きそば」を食べに行くことにした。「しょっつる」とはハタハタから作る魚醤で日本三大魚醤のひとつ。味付けにしょっつるを使用し麺は粉末ワカメと昆布出汁入り。具材は肉を使わない海鮮が特徴だ。Webで検索したところ「しょっつる焼きそばを広める会」の加盟店が15件ほど出てきた。その中から「徒歩で行ける」ということを条件にヤフー地図と睨めっこ。和風レストラン「きりん亭」に決めた。たぶん1時間半ほどで行ける。秋田駅までバスにで移動、秋田駅からJR「男鹿なまはげライン」に乗り船越駅で下車、駅から徒歩1.2キロ。交通機関が無いので歩くしかないのだ。約20分汗だくできりん亭へ到着。目当ての「しょっつる焼きそば」と「ハタハタのフライ」+ビールを注文。“徒歩”なので安心して飲めるのがいい。しばらくするとしょっつる焼きそばが運ばれてきた。おおWebでみたのと同じ、ここの焼きそばは“あんかけ”になっている。早速食する…、うん美味い。付け足し用に「しょっつる」が付いてくるがそのままでも十分いける。さて次はハタハタのフライ。焼き物はよく食べるがフライは初めて。味が濃くて美味い。タルタルソースが付いてくるが「しょっつる」をかけても美味い。

 遅めの昼食を済ませたあと次に向かったのは「男鹿総合観光案内所」。きりん亭から約2キロ。猛暑の中、歩いて男鹿大橋を渡り101号線をひたすら歩き「男鹿総合観光案内所」に到着。なるほど巨大ななまはげ像が2体蹲踞している。10m以上はあるか? 他には案内所とカフェがあるくらい。車利用が基本の施設で歩いてくる人などほぼ無いと思われる施設だった。しばらく休憩した後、帰途に着く。ちなみに船越駅までの1.8キロは八郎潟を右に眺めながらひたすら歩いた。

執筆:2022年8月25日

2022年08月31日

コラムフォト

取材担当プロフィール

山之内 博章 やまのうち はくしょう (はっちゃんと呼ばれています。)
1967年2月24日名古屋市生まれO型の魚座です
ゴルフフォトグラファーをやってますが、他に人物や商品も撮ります。
特技?なんだろ?カラオケは大好き。