【スロヴァキア】小カルパチア山地の散策
2011年5月30日
プラハは聖ヴィート教会の尖塔がそびえるプラハ城を中心に、城につらなるペトシーン公園の緑地が街の景観をつくっています。
これに対し、小カルパチア山地の裾野に位置するブラチスラヴァは山が街の背後に迫り、日本によくある盆地の街に似た景観です。この山地に沿うように、近郊の街も点在しています。
小カルパチア山地といっても市内でいちばん高いのは、標高514メートルのジェヴィーンスカ・コビラ山です。また、市内からよく目立つテレビ塔のあるカムジーク山は標高439メートルと、山地というよりは丘陵といったほうがよいかもしれません。
しかし、山はかなり深く、ハイキングコースのほか、マウンテンバイクで走ったり、冬はクロスカウントリースキーを楽しんだりできます。いま少しずつハイキングコースを歩いていますが、かなり広範囲にわたっているので、走破するには時間がかかりそうです。山にはブナ林が広がり、キツツキがくちばしで木を叩く音があちらこちらから聞こえてきます。
(写真=小カルパチア山地のブナ林)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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