【スロヴァキア】桜花の塩漬けをつくる
2019年5月13日
スロヴァキアには日本のような桜への強い思い入れはないようで、花が満開の最中でも平気で枝打ちしています。だからといって街路樹にしていたりしていて、クールな関係が読み取れます。
八重桜の花を摘み、桜花の塩漬けをつくってみました。まずつぼみか少し咲いたくらいの花をきれいに洗い、それをレモン汁に3日、漬けました。すると匂わなかった桜花が特有の香りを放ちはじめます。
それから3日かけて陰干したものを塩に漬けます。不思議なことに香りはだんだんさらにいっそう高まり、実にいい匂いです。とまあ、海外に暮らしていても、たいていのものはちょっと工夫すればこうして簡単に、楽しみながらつくれてしまいます。
肝心なのは、レシピを気にしないことで、さもないとなにもできなくなってしまいます。桜花のレシピには最初に白梅酢に漬けるとあったのですが、そんなものはないので、レモンで代用したわけです。やってみるとおもしろいですよ。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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