【スロヴァキア】スロヴァキア人の東京初体験
2019年12月 2日
スロヴァキアの知人学生が二カ月ほど、東京に滞在していました。あれこれ届く相談事から、見過ごされがちな興味深いちがいが浮かび上がってきました。
滞在してほどなく、大きな台風が東京を直撃しました。台風はスロヴァキアにはこないため、準備をしろといってもなかなかピンと来ない様子でした。それでもようやく事態を理解し、予備の食料と水を買いに行ったり、見よう見まねで窓ガラスの飛散防止をしたりしました。この日は地震もあり、はじめての体験がつづいて腰を抜かしていました。
買い物で困るのは商品名に英語表記があるものの、あくまでデザイン上なので、なにがなんだかわからないことでした。お米も小袋がいいからと買ったら餅米だったりして、このあたりは日本人には見落としがちかもしれません。
悲鳴を上げていたのが都内の交通費。JRや地下鉄、私鉄に乗り換えるたびに初乗り運賃が加算され、思ったよりも高額になってしまうためです。というのもブラチスラヴァでは学生向けの定期券は月3000円程度ですし、切符も30分や60分といった時間で区切られているのです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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