【スイス】飛行機からの眺め
2020年4月13日
空港の雰囲気がとても好きです。お国柄がよく出ているよなと思います。「街柄」という言葉はありませんが、でも、街の特性のようなものも見事に反映していると思います。
コロナウイルスで各航空会社が次々に運行を取りやめたり、欠航を決めました。いつでもどこへでも行けるのがあたりまえだと思っていたので、腰を抜かすほど驚きました。
ヨーロッパと日本は直行便で12時間ほどかかります。経由便だと4、5時間、加わる感じでしょうか。時間がかかるし、決して快適ではないのですが、それでもまだ着かないかなあとうつらうつら考えるのは楽しいものです。
窓際よりも通路側の席をとりますが、隣が空いているときは窓際から風景を眺めます。あの集落はどこかなとか、あの山や湖はなんというのかと思って座席の液晶画面に表示される地図で確認し、なんとなくわかったつもりになるのも退屈しのぎにちょうどいいです。
外出制限の暮らしのなか、そんなちょっとしたことが楽しく思い出されます。
写真はスイス航空の機内から見たアルプスの山並み。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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