【香港】百鳥帰巣
2020年6月 8日
香港のお楽しみはなんと言っても食べることです。中華料理はもちろん、イタリアンも人気です。贅をこらした日本料理もあります。
でも、そんななかでいちばんのお気に入りは、下町の甘味処のような小さなお店でいただいた豆のデザートです。香港の暑さに合っているのか、休憩がてらに立ち寄ったところ、疲れがすうっと抜けていきました。
頼んだのは「百鳥帰巣」というものです。なんて読むのかわかりませんが、漢字なのでロマンあふれる意味はなんとなくわかります。漢方にある柑橘系の香りがほんのりして、効能が身体に染みていく感じがします。
「おいしい」の中国語は「好吃(ハオチー)」ですが、香港で使われるのは広東語で、「好食(ホウセッ)」といいます。帰り際、おいしかったよと言ったところ、お店の人はとても喜んでいました。ローカルなところに行けば行くほど英語は通じないので、覚えていくと楽しみが増します。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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