【香港】小鳥街の趣味を楽しむ人びと
2020年6月15日
観光地というとたいていは観光客を相手にした、地元の人は滅多に訪れない場所だと思います。
香港の小鳥街は観光名所に上げられているものの、地元の人が観光客そっちのけで自分たちの世界を楽しんでいて、その姿を見るのがここの醍醐味かと思います。
籠の小鳥を売っている人が多いのですが、自慢の小鳥を連れてきているとおぼしき人もいて、同好の士と談笑しています。端で見ながら、趣味はいいなあと思います。
中には話がずいぶんエキサイトしているグループもいて、どんなことを話しているのだろうと気になります。外国に住むようになってわかったのですが、こうした場合、たいていはどうでもいいことで揉めています。
日本も40年近く前までは小鳥屋さんがどの街にもあって、ジュウシマツやセキセイインコなどを飼う人がいました。いままた文鳥がまた流行っているようで、SNSに投稿する人をよく見かけます。とてもよく懐くようで、デジタル疲れにちょうどよいのかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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