【香港】本場の北京ダック
2020年7月20日
中華料理と聞いて、北京ダックを思い浮かべる人は少なくないでしょう。名前の通り北京が本場で、宮廷料理に数えられています。
香港は食い道楽の街だけあって、世界中の料理の名店が集まっています。もちろん北京ダックを売りにする店がたくさんあり、見えるところに吊して、ディスプレイをしています。とはいえただの飾りではなく、余計な水分を飛ばす、大切な行程です。
あるレストランでは、炉で焼いたダックをさばく様子を入り口のところで見せるようにしていました。ダックですから材料はアヒルだけになかなか大きな身ですが、食べるところはもっぱら皮の部分です。薄くスライスして、薄餅と呼ばれるクレープ状のものに包んでいただきます。
中華料理ですから、北京ダックだけを食べるわけではなく、数あるコースのなかでの一品になるのが普通です。味わうだけでなく、食感を楽しむ料理かと思います。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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