【スロヴァキア】クリスマスクッキー
2020年12月14日
アドヴェントがはじまる前、スーパーは決まってクリスマスのお菓子をつくる材料の売り出しをします。そして、ゆっくり準備をするのです。
こういうときに嫁と姑の問題が起こりがちなのは、日本もスロヴァキアも変わりません。このあたりはほんとうに万国共通です。
姑がクッキーを一族みんなでつくるのが伝統だと招集をかけても、嫁は別においしくもないし、ほかに用事があると断って関係がぎくしゃくするのが典型的なパターンです。
だからでしょうか。できあいのものがスーパーや市場で売っています。市場のものは家庭の味を売りにしています。
いわゆるジンジャークッキーなのですが、砂糖ではなく、特産の蜂蜜を使うのがスロヴァキア流。ちょっとしんなりした口当たりのものがおいしいと個人的には思います。
いろんなクリスマスクッキーを食べ比べてきた感想は、家で手づくりしたものにまさるものはないということです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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