【スロヴァキア】家を守る犬
2021年9月20日
スロヴァキアでは犬を飼っている人の割合がとても高いです。
日本だと狂犬病予防接種を受けるともらえる「犬シール」が犬のいる家の目印になりますが、スロヴァキアでは「ぼくがこの家を守ってます」といった意味の言葉が書かれた市販のプレートを掲げているところが多いです。
プレートがあるとこの家には犬がいるのだなと思うわけですが、戸建て住宅の場合、実際、番犬としての役割を犬がちゃんと認識しているのです。
どういうことかというと、家の前を通りはじめると吠えだし、通り過ぎるとぴたりと鳴きやみ、またその隣の家の犬が吠えはじめるのです。自分の役目は終わりというわけです。仕事だと思っているのか、土日は鳴かずに休んでいたりするからおもしろいです。
番犬用途とあって、シェパードが目立ちますが、小型犬も少なくありません。それでも負けず劣らず、がんばって番犬の役割を果たしています。写真はフェンスの隙間から覗いて吠えている様子です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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