【スロヴァキア】シラコバトの話
2022年10月17日
シラコバトは埼玉県の鳥として知られ、関東地方北東部にしか棲息していないと言われます。国の天然記念物に指定されるほど、日本での棲息数は減っているそうです。
しかし、スロヴァキアにはたくさんいて、わが家の庭にも毎日10数羽がご飯を食べに来ては芝でのんびりしています。なんでこんなにいるのだろうと思うほどなのですが、スロヴァキア語でこのハトはなんというのだろうと調べてみたら、「庭のハト(Hrdlička záhradná)」で、生態そのものなのです。
観察しているとなかなかおもしろく、ご飯を独り占めしようとしていつもほかを蹴散らす意地悪さんがいるかと思えば、近づいても逃げないおっとりさんや、脇からご飯を狙うちゃっかりさんなどもいて、見ていて飽きません。
そういえばドバトは道路沿いでは見かけても庭には遊びにこないので、シラコバトが「庭のハト」と名づけられるのもわかる気がします。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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埼玉県のキャラクター、コバトンがそんなにいるのですか!
こちらではまず見れませんね…。自然がゆたかなのでしょうね!
プラチスラヴァと埼玉県の架け橋の様で嬉しいです!
杏 | 2022年10月17日 22:30