【スロヴァキア】季節感
2023年5月 1日
中欧の暮らしは極端にいえば年の半分くらいが冬で5カ月が夏、残りに春と秋が凝縮されているような感じがあります。
4月半ばごろにようやく暖房を消すかどうか悩みはじめます。でも春の嵐のような時期がいつもあって、今年も雪が降り、吹雪になりました。ほとんど積もらなかったのですが、山間はずいぶん降ったようです。おかげでせっかく咲いた桜もあっという間に散ってしまいました。
緑がまばゆく、木々が花をつける春らしい春を感じられる日は本当に気持ちがよく、なんでもない風景が輝いて見えます。はじめてチェコを訪ねるとき、いつがベストシーズンかと聞いて6月とチェコの人に言われたのを覚えています。
たしかに天候を考えるとその通りなのですが、4月半ばから5月のはじめころ、新緑が広がる季節がいちばんかもしれません。ただ急に冷え込んでコートが必要になったり、雨がつづいたりする年もあり、天気に当たり外れがあるので注意が必要です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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