【ハンガリー】青いバラトン湖
2023年7月24日
バラトン湖はブラチスラヴァの南にクルマを2時間半ほど走らせたところにあります。電車だとブダペスト経由になるので、その分、時間が余計にかかります。
面積約600平方キロという中欧最大の湖で、松阪市(三重県)や酒田市(山形県)、松江市(島根県)と同じくらいの大きさがあります。南の海にでも来たかのようなコバルトブルーの水面にまず驚かされます。雲の影が映り、ヨットが走る景色は海そのものです。
湖岸はリゾート地になっていて、ホテルや別荘などが建ち並びます。ベルリンの壁崩壊のきっかけとなる「汎ヨーロッパ・ピクニック」は、15万人あまりもの東ドイツの人たちが湖畔でキャンプをしながら機会を伺い、はじまったものです。
高台に位置するティハニの街からは湖が一望にでき、散策路が整備されています。湖畔に出るには急な坂道を上り下りする必要があります。湖畔に出ると湖面が波立っていて、やはり海だなと思いました。漁業が盛んで、釣りをしている人もいました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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