【ハンガリー】観光地を楽しむ
2023年8月 7日
かつて、といっても昭和40年代のころ、観光地の駅前にはお土産屋さんが軒を連ね、旅館の客引きがたくさんいて、どこも賑わっていた記憶があります。電車からクルマになり、そんな風景も珍しくなりました。
ティハニは小さな町ですが、軒を連ねるお土産屋さんに人だかりが出来ていて、子どものころに感じた賑わいを思い出しました。
目立っていたのがハンガリーの特産であるパプリカのお店。店内に入るとパプリカの匂いで一杯です。スーパーより高いのはたしかだけど、それも一興かと辛いものを買ってみました。ほかにラベンダーを使った石鹸などの店、お菓子のお店などがあります。
旅慣れてくると、観光地は人が多いし、高いし、つい避けたりしているかと思います。でもたまにはこうしたところを覗いてみると、案外、楽しく、発見があるものです。考えてみたらいまの時代、こうした専門小売店自体が一種のテーマパークなのかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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