【ハンガリー】昆虫との出会い
2023年8月14日
ブラチスラヴァでの生活で、昆虫に出会う機会があんまりないように感じています。
もちろんハエや蚊はいるし、庭に小さなバッタがいたり、蝶や蛾、小さなカナブンが飛んでくることもあります(ゴキブリはいません)が、ハエと蚊以外はあんまり目立ちません。セミの鳴き声は聞こえず、鈴虫っぽい虫の声が夕方、少しするくらいです。
セミは北限があり、南仏にはいるけど、パリにはいないとか、そういう噂を聞いたことがあります。私自身は7年ほど前にトルコのエーゲ海沿いの遺跡でセミを見つけ、珍しいなと思ったりしました。
それが地球温暖化の影響か、オーストリアで鳴いていると聞いたのが数年前。それが先日、ついにハンガリーでも鳴き声を聞きました。どんどん北上しているようで、あと何年かしたらスロヴァキアでも鳴いているのかもしれません。
ただとても小さなセミで、探しても見つけられませんでした。バラトン湖にシオカラトンボもいて、スロヴァキアの住民には珍しいなと感じられました。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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