【チェコ】テルチのお土産さん
2023年10月23日
チェコのお土産というと、いまはいろんなものがありますが、社会主義の時代や、民主化がはじまった90年代はじめは木のおもちゃなど、本当に限られたものしかなかった記憶があります。
木のおもちゃがチェコらしいかどうかはわかりませんが、素朴なところに「らしさ」を感じたのはたしかです。
そうしたお土産はいつしかあまり見かけなくなり(いまでもあるのでしょうが、そういう店に行かなくなったのも一因です)目につかなくなり、遠い思い出の一コマになっていたのですが、テルチのお土産屋さんを覗いたら、かつて自分の子どもたちに買って帰った木のおもちゃがたくさんあり、とても懐かしくなりました。
毛虫だったり、アヒルだったり、カタツムリだったり、あるいはカタカタと音を立てながら棒を降りてくる細工がしてあったりします。そうしたモティーフに、アニメの国であるチェコらしさを感じるのかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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