【スロヴァキア】キャッシュレス社会
2024年1月15日
ブラチスラヴァで暮らしていて、普段、財布のなかに現金をほとんど入れていません。
1ユーロの硬貨はトイレなどで使うのに最低限、入れるようにしていますが、それさえ忘れていることがあるくらいです。
とはいっても日本のようにキャッシュレスの規格が乱立して、レジが複雑になっているわけではなく、現金かクレジットカード(実際には銀行の発行するデビットカードが多い)の二択です。ただ市場などは現金だけなので、用事があるときはATMでお金をおろしていきます。
厄介だなと思ったのは駅で、どの店も軒並み「現金のみ」の貼り紙を出しています。市場に準ずるような小さな店なので、暮らしているとなるほどと思います。しかし、現金を持ち歩かないキャッシュレス派が少なくないいま、国外からきたばかりの人は水を買いたくとも買えず、いきなり詰むことになるかもしれません。
駅には改築計画があり、近い将来、バスターミナルと同じようになると思われるので、こうしたレトロな部分が急に懐かしくなるのかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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