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コラム カメラマンが行く!プロゴルフトーナメント

ゴルフ場で野草観察!

ゴルフ場で野草観察!

タツナミソウ、山野の林縁などに咲く、写真は川奈ホテルゴルフコース富士コースで撮影。
タツナミソウ、山野の林縁などに咲く、写真は川奈ホテルゴルフコース富士コースで撮影。

 あと3週間もすればいよいよ今年のツアーが始まる。まずは試合数の多い女子が3月2日のダイキンオーキッドから、男子が1ヶ月遅れで4月12日の東建ホームメイトカップからだ。

 私は3月末のヤマハレディースから仕事なので、とりあえず取材ネタもない…“今年期待の選手云々…”というのも毎年のことなので、今回はゴルフとは直接関係無いしツアーとも全く関係ないが、私のゴルフ取材の密かな楽しみを公開しょう。

 それは何か?というと…野草観察!植物好きな私にとってコース内やその周辺に自生する山野草を見つけるのは楽しみの1つ。コース内の林の周辺や山裾など中々珍しい植物にお目にかかることもしばしばだ。基本ゴルフ場は私有地で外部の人が自由に出入りできないためマニアに採取されにくいこともあるのだろう。自然破壊によって作られたゴルフ場で貴重な動植物が守られている…皮肉なことであるが、都合良く考えると人間によって作られたゴルフ場は貴重な動植物のコロニーなのかもしれない。たまたま通りがかった林道で珍しい野草を見つけ、翌日カメラを持って出かけたら昨日あった場所に無い…よく見ると穴があいており掘られて持ち去られた形跡が…ってこともよくある。

ササユリ、花期:6月。日本固有種であるササユリ、最近はほとんど見られなくなったがコース内でたまに見かける。
ササユリ、花期:6月。日本固有種であるササユリ、最近はほとんど見られなくなったがコース内でたまに見かける。

 写真は中京ブリヂストンレディースの開催地である中京ゴルフクラブ石野コース周辺で撮影した野草だ、もちろんコース内に自生しているものもある。私のホームページにも紹介されているのでよろしければ閲覧していただきたい。山之内博章で検索すれば出てくる。

 普通ゴルフ場は山間部の里山周辺に立地していることが多い。ゴルフ場に向かう途中の里山も魅力的だ、ゴルフ場周辺の林縁などは植物の宝庫だ。今この里山が危機に瀕している。

 近年、限界集落という言葉をよく耳にするが。山間部では過疎化が進み地域の行事はおろか間伐など里山の管理もままならない。里山の維持管理は生態系の維持、生物の種の保存などに欠かせないものである。我々の先祖は何千年もの古から当たり前のように間伐をし草を刈り田畑を耕し里山を管理してきた。管理された里山には花が咲き木の実が成り、田畑には昆虫が集まり蛙がその昆虫を食べ、その蛙や木の実を鳥や獣が食べ糞をする。やがてその糞から種が発芽し木となり花が咲き昆虫が集まる。里山は動植物のコロニーなのだ。

ミゾカクシ、花期:4月~5月。名は生い茂って溝を隠してしまうことから。この花も小さいため見つけ難い、花の大きさは12ミリ程。田畑の溝などに咲く。
ミゾカクシ、花期:4月~5月。名は生い茂って溝を隠してしまうことから。この花も小さいため見つけ難い、花の大きさは12ミリ程。田畑の溝などに咲く。

 一昨年、名古屋で生物多様性条約会議COP10が開かれた、「生物多様性」とは「地球上に様々な生物が存在すること」その生物多様性を維持、管理、保全し末永くその恩恵を享受できるように色々な取決めをする会議で、自然との共生がテーマだった。

 会議では先進国と途上国との意識の違いも露呈、日本で言えば都市部と山間部の意識の違いなどがあるのも事実。もちろん双方の権益も絡んでくる。途上国の住人にしてみればそれどころではなく、生活のために採取し消費、販売する。

 深く考えてみると発展した国や都市部に住む私達のおこがましい理想に過ぎないのではないか?と思うことも。難しい問題だが都市部の我々も途上国や過疎地の人々もそれぞれの自然環境を絶えず意識することで少しは良い方向に行くのかもしれないが…

 ゴルフツアーとは程遠い話かもしれないが、まっオフシーズンということでお許しを。今度ツアー観戦の折には野草にも目を向けてみては如何か?

2012年02月14日

コラムフォト

取材担当プロフィール

山之内 博章 やまのうち はくしょう (はっちゃんと呼ばれています。)
1967年2月24日名古屋市生まれO型の魚座です
ゴルフフォトグラファーをやってますが、他に人物や商品も撮ります。
特技?なんだろ?カラオケは大好き。

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